てんかん予防の点滴を始める(入院7日目)

 てんかん予防の薬 

再度のけいれんを警戒して昨晩は寝不足の私。

にもかかわらず、薬のためにハイテンションの次女。

昨日は2度目のけいれんを起こして重病人のように見えたのに、夜中1時過ぎに目覚め、今朝は7時から「プリン プリン!」と騒いでいる。

 

前日は嘔吐を繰り返し全然食べていないので、お腹空いてるよなと思い、早朝から売店にプリンを買いにダッシュした。

食べさせようとすると、オムツのおしっこもれでパジャマも布団も濡れているのに気づき、着替えさせ、ナースコール。

看護師さんにベッドメイクしてもらう。

 

入院以来、ベッドを濡らすことが多く、仕方のないこととは言え恐縮だ。

 「全然気にしないでください。」

と言って下さる優しい看護師さんだったので救われた気分。

 

せっかく買ってきたプリンはお口に合わず、ほとんど食べなかった(苦笑)

代わりにりんごジュースを少々、バナナ1本、朝食のみそ汁を少々食べる。

 

食後、主治医のY先生が見えて、 今後、てんかん予防の薬も点滴すると説明を受ける。

てんかん

聞いたことはあるが、良くわからない。

後で調べてみると

てんかんは脳内の神経細胞の過剰な電気的興奮に伴って、意識障害やけいれんなどを発作的に起こす慢性的な脳の病気です。』

という説明があった。

次女のけいれん症状が「てんかん」ということか。

 

ただ、何をどう気を付ければ良いのかわからないので、Y先生に「てんかんによって何か出来ないことがあるのか?」と質問すると、

「ひとりでお風呂に入って溺れることがあるので、ひとりにはさせないこと」

「高いところにひとりにしないこと」

「1年間くらい、てんかん予防の薬を飲む必要がある」

と言われた。

 

正直、言われるがまま、受け入れる以外になく、今まで何事もなく元気だった次女と「てんかん予防の薬」が結びつかない。

 

 

 ・・・そんなことを繰り返して過ぎていく1日 

  

ハイテンションだった次女も、力尽きたように昼過ぎに2時間ほど昼寝。

やっと一人でお昼ご飯を食べ、少し横になるも、看護師さんの出入りがあり、常に人眼がある感じの入院生活は気が抜けない。

 

横になるのも落ち着かないので、パジャマの洗濯をする。

再びの点滴のせいでおしっこ量が多く、今日は1日に12回のオムツ替え。

パジャマも濡らすので、今日はすでに3回目の着替えだ!

 

それ以外に

・オムツごみをごみ処理室へ運ぶ

・加湿器の水替え

・医師や看護師との対応

・次女の食事・おやつを食べさせ、水を飲ませる

・食器洗い

・点滴・心電図のアラームが鳴った時のナースコール

・荷物の片づけ

 

特別なことをやっているわけではないが、そんなことを繰り返しやっている内に、1日はどんどん過ぎていく。

仕事のことは気になるが、再度のけいれん危機時でもあり、仕事に関するものを開く気にはならない。

 

 

 癒しの絵本  

お昼寝から目覚めた次女と向き合う時間を取ろうと、ナースステーションから借りてきた

『あなたがだいすき』 鈴木まもるさん著 ポプラ社

『だいじょうぶ だいじょうぶ』 いとうひろしさん作・絵 講談社 

の絵本を読み聞かせる。

 

内容が良かったのか、普段ならどんどんページをめくって読み聞かせにならないのに、今日はページをめくらずに、しっかりと絵本のことばを聞いてくれるのが嬉しい。

この2冊の本は、私にとっても癒しのメッセージに溢れている。

 

『あなたがだいすき』の『あなた』を「〇〇ちゃん(次女の名前)」に読みかえてノートに書いていたものを、ここに書いてみる。

『わたしは ○○ちゃんが だいすきです

 せかいで いちばん ○○ちゃんがだいじ

 あさも ひるも よるも ○○ちゃんといっしょ

 いつでも ○○ちゃんを まもってあげる

 どこにでも ○○ちゃんと いっしょにいこう

 ○○ちゃんが さみしいときは いつでも おいで

 ○○ちゃんが ねむれないときは いっしょに ねてあげる

 ○○ちゃんが かなしいときは だきしめてあげる

 ○○ちゃんが ないたら なみだを なめてあげる

 ○○ちゃんが つかれたら いいこ いいこ してあげる

 ○○ちゃんが こまったときは みんなで たすけてあげる

 どこへだって ○○ちゃんをたすけにいく

 いつだって ○○ちゃんの みかた

 みんな ○○ちゃんが だいすきです

 とくべつ わたしは ○○ちゃんが だいすき

 ○○ちゃんが いるだけで とっても とっても とっても うれしい

(『あなたがだいすき』より読み替えて引用)』

 

 次に、『だいじょうぶ だいじょうぶ』の絵本の心に響く部分を抜粋して次女と自分の為にノートに書き写していたものを、ここに書いてみる。

『ママは、○○ちゃんのてをにぎり

 おまじないのように つぶやくのでした。

「だいじょうぶ だいじょうぶ。」

 

 それは、たいていのびょうきやけがは いつか なおるもんだって ことでした。

 それは、このよのなか、そんなに わるいことばかりじゃないって ことでした。

 なんども びょうきになりました。でもそのたびに、すっかり よくなりました。

 むずかしい ほんも いつか よめるようになると おもいます。

 

 ○○ちゃんのてをにぎり、なんどでも なんどでも くりかえします。

「だいじょうぶ だいじょうぶ。」だいじょうぶだよ、○○ちゃん

(『だいじょうぶ だいじょうぶ』より抜粋・読み替えて引用)』

 

 

「○○ちゃん」と読み替えて読むと、次女も照れくさそうに、嬉しそうな顔をする。

(発病から10カ月経った今再び読むと、忘れていた大事な思いに気づかされる。)

 

珍しくもう一度催促されて2冊の本を読んであげると、熱心に聞いている。

子どもにも「だいすき」や「だいじょうぶ」という言葉は心地よいのだろう。

 

私も不意に浮かんでくる「後遺症」「次女の未来」や自分の仕事のことに対する不安を「だいじょうぶ だいじょうぶ」の言葉で打ち消し、次女を抱きしめながら何度も「だいじょうぶ だいじょうぶ」と言うことで、自分で自分を励ましている。

 

今日は子どものおやつの時間に合わせて、久々に自分のために温かいカフェオレを入れて子どもとのティータイムをリラックスして過ごせた。

そう、こういうことが しあわせ。

当たり前だけど、当たり前じゃなかったことに気づいた。

 

 薬のせいでハイテンション? 

次女は薬のせいかテンションが高く、笑顔なのはいいが、ベッドの柵に頭をぶつけたり、動きが激しいのでこわい。

 

今日は、絵本を読んで次女の相手もしっかりしたし、昨日はあまり寝てないから、疲れてすぐに寝るだろうと思い、夕飯後、6時半には、歯磨きもオムツ替えもして寝させる準備をする。

 

なのに、なかなか寝ない。

 

正直、昨日まで飲んでいた咳止めの市販薬もなくなり、咳と痰が止まらないので、わたし自身が休みたい。

昨日寝れなかった分、今日はしっかり寝ようと思っていたのに予定外だ。

 

寝るとはいえ、けいれんが気になるので、メガネはかけたまま、照明も最低限点けたまま、常に次女の様子を気にかけているので、熟睡はできない。

それに、点滴と心電図のアラームブザーがしょっちゅう鳴るので、しまいには睡眠妨害なアラームに腹が立ってくる。(大抵、そのアラームは緊急を要するものではないことを学習してしまったが故に)

 

次女は興奮して、ドッタンバッタンとベッドの上で奇声を発したり、しまいには、自分で点滴の針を外してしまう。(それから点滴の針を再度刺すための処置。)

主治医のY先生に来てもらい、眠くなる点滴をしてもらうも、2時半になっても寝ないので、しまいには私の我慢の限界が切れ、電気を消したところ、やっとイビキをかきはじめる。

やっと長い1日が終わった。フーッ。